仏式葬は日本の葬儀の9割を占めています。仏式の葬儀は通夜→葬儀式・告別式→火葬の順番で行われます。大まかな仏式葬の流れは以下のようになっています。
<通夜>①僧侶の読経、②遺族や親族の焼香、③一般参列者の焼香、
<葬儀>①僧侶の読経、②弔辞や弔電の披露、③遺族や親族、親しい人たちの焼香
<告別式>①僧侶の読経、②一般参列者の焼香。告別式の後に出棺し、火葬されます。
しかし、日本の伝統仏教には多数の宗派があり、それぞれの宗派の教義・宗旨によって、葬儀の意義や葬送の作法が異なっているため、宗派によって祭壇飾りや席の配置、作法、儀礼、読経にも違いがあります。同じ仏教にも関わらず宗派によってお葬式に違いが表れるため、遺族となって仏式で葬儀をされる場合には、故人が帰依していた宗派、あるいは喪家としての檀那寺が属す宗派を確認し、それに合わせたお葬式を上げるように注意しましょう。