葬式にかかる費用は一般的に葬儀一式費用、飲食接待費用、寺院(宗教関係の費用)費用、香典返し費用に分けられます。葬儀一式費用とは、病院などへの遺体のお迎え・搬送に始まり、通夜・葬儀式(お葬式)・告別式、そして火葬・骨上げと続く葬儀葬送の形を整え、執り行うために必要な物品や人、場所などにかかる費用です。葬儀社が直接的に取り扱い、提供するものがほとんどです。このため具体的な金額は、打ち合わせの際に葬儀社から提示されます。費用として一番多くの割合を占めるのがこの費用です。寺院費用とは、読経料や戒名料などを指しますが、この費用は寺社や教会によって大きく異なります。一般的には通夜から初七日までの読経料20～25万円、戒名料は信士、信女の場合5～10万円ほどです。香典の金額は、親族であれば故人との血縁の濃さ、親族でなければ故人との付き合いの深さによって異なります。飲食接待費用は親族だけの葬儀であれば、会葬者分の、一般的な葬儀であれば、会葬者の1/2以上の人数分の料理を用意します。料金は概ね5000円/人～です。